冒頭から物語に引き込まれ、一息に読んでしまいました。今まで、人生の中でもぐらについて深く考えたことはなかったのですが、物語中にでてるモグラって本当にいるの?と思わず調べてしまいました、へぇ~もぐらって意外とかわいい動物だ!と妙に感心。そして、子供もタイトル見て、何?もぐら?と興味津々。ユニークなタイトルです。
主人公に感情移入し、まるで自分自身がタイムトリップして小学生になったような気分。こんな男の子、クラスにもいそう~。その描写はリアリティがあり面白い。でも主人公の目線から、色んな事が見えてくる。差別の冷酷さとか。大人の世界とか。この日本で生きてて、日本人じゃないって、こういう事なんだよ、こんな思いをするんだ、ってすごく分かりやすい。素直にダイレクトに伝わると思う。きっと主人公にエールを送りたくなるはず。
在日って何?聞いたことあるけどって思ってる子供たちにこそ読んでほしい本。中学生・高校生の方々に是非おススメです。とても面白いけど、それだけじゃなく、深い。読書感想文にもいいと思います。
とても読みやすく、でも実は丁寧に伏線を張ってあって緻密に計算されてるなぁと感心しました。
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もぐらとキムチ 単行本(ソフトカバー) – 2015/7/15
木下 繁
(著)
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購入オプションとあわせ買い
昭和48 年、大阪から北海道のとある田舎町に引っ越すことになった在日コリアンの少年「ぼく」。新しい学校に登校する前、ぼくは朝鮮人だということを隠すよう忠告される。なぜ…? 必死にごまかしてはみたものの、ある日の朝の教室で見たのは黒板に大書された「さっさと朝鮮に帰ればいい」の文字。ぼくの名前が書いてある!ばれた! ピント外れな先生によそよそしいクラスメイトたち。折しも町は選挙の真っ最中。ぼくらの生活はどうなるの?ちょっと甘酸っぱい想いの未来は?そして飼い猫が捕まえてくるネズミのような生き物は…何? 在日コリアンにまつわる差別と「反ヘイト」をテーマに、当時の懐かしさを満載してドタバタ・ドキドキのコメディタッチで描く木下繁の意欲作! 〈帯情報〉井筒和幸氏コメント「在日コリアンとして生まれたことが悪いのか。苛酷な現実に立ち向かう幼い主人公の姿は、我々にこの社会が抱えている矛盾や罪深さを突きつける。読み終えたとき、あなたはきっと、差別について立ち竦む自分に気づくだろう」
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社幸文堂出版
- 発売日2015/7/15
- ISBN-104907965044
- ISBN-13978-4907965044
商品の説明
著者について
本名、朴繁。1967 年北海道生まれ。神奈川県在住。 スポーツ新聞記者を経て、アルファポリスファンタジー小説大賞を受賞した『アニマルゲッター』(アルファポリス)で作家デビュー。 その後、『ハリィにおまかせ』(講談社青い鳥文庫)、『Dr. デュオ』(講談社週刊少年マガジン)原案担当をはじめ、自動車関連サイトやスポーツ紙など幅広いメディアで執筆している。
登録情報
- 出版社 : 幸文堂出版 (2015/7/15)
- 発売日 : 2015/7/15
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 304ページ
- ISBN-10 : 4907965044
- ISBN-13 : 978-4907965044
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,375,402位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 32,565位日本文学
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
5グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年7月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2015年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今でこそ「好きな鍋料理のトップ」の具材としてもポピュラーなキムチが「朝鮮漬け」と言われていた昭和40年代後半の話。
一見、在日朝鮮人と日本人が対立しているかにも見える刺激的なカバーの絵から誤解されかねないが、内容は差別啓蒙とかそういうのでは無く、ノスタルジックを感じながら一気に面白く読める小説。
昭和48年5月、パチンコ店を営む一家のある朝から物語は展開する。大阪の民族学校に通う小学6年生の主人公「浩一」(ホイル)、一つ年上の姉(ヌナ)である明美、気弱な父や強気の母、祖母達一家が借金取立てに追われて移り住んだ北海道東部での出来事が綴られる。
何か強烈な主張を声高に叫ぶとか、そういうのでは無い、朝鮮人であると同時に、よくある転校生としての不安を抱えつつ新しい学校に通うホイルの眼を通して、全体的にはほっこりと、かつ思春期に突入した男の子特有の視点からの描写ながらも感情移入して読めるのは、主人公と私が同世代であるからかも知れない。
今(平成27年)には40代半ば~50代前半と云う私達の世代は一方で嫌韓を標榜する「ネトウヨ」の先駆けとなり、「ヘイトスピーチ」で扇動するデモを主催する層であり、一方では「カウンター」と呼ばれる、そうした動きに反発し行動する人達の軸ともなっている。「何故、この世代が?」その問いに対する答えが『もぐらとキムチ』に見出せる気がする。
子供の「ホイル」にとっては気が気ではない日々が、しかし淡々と描かれるその背景に「在日問題」の様々な不条理がさりげなく炙り出される。これはいわゆる「運動家」では無く、それこそこの問題に何ら興味の無い人達に読まれて欲しい。そしていろいろ気付くことがある。
物語中で一番深刻な描写は、先に帰国事業で北朝鮮に渡った遠縁の親族からの手紙の下りだ。中途半端な同情など許されない極限が、どちらかと云えばほのぼのとした描写を貫く本作の雰囲気を壊さぬままに、そのリアリズムを読み手に突き付ける。
一見、在日朝鮮人と日本人が対立しているかにも見える刺激的なカバーの絵から誤解されかねないが、内容は差別啓蒙とかそういうのでは無く、ノスタルジックを感じながら一気に面白く読める小説。
昭和48年5月、パチンコ店を営む一家のある朝から物語は展開する。大阪の民族学校に通う小学6年生の主人公「浩一」(ホイル)、一つ年上の姉(ヌナ)である明美、気弱な父や強気の母、祖母達一家が借金取立てに追われて移り住んだ北海道東部での出来事が綴られる。
何か強烈な主張を声高に叫ぶとか、そういうのでは無い、朝鮮人であると同時に、よくある転校生としての不安を抱えつつ新しい学校に通うホイルの眼を通して、全体的にはほっこりと、かつ思春期に突入した男の子特有の視点からの描写ながらも感情移入して読めるのは、主人公と私が同世代であるからかも知れない。
今(平成27年)には40代半ば~50代前半と云う私達の世代は一方で嫌韓を標榜する「ネトウヨ」の先駆けとなり、「ヘイトスピーチ」で扇動するデモを主催する層であり、一方では「カウンター」と呼ばれる、そうした動きに反発し行動する人達の軸ともなっている。「何故、この世代が?」その問いに対する答えが『もぐらとキムチ』に見出せる気がする。
子供の「ホイル」にとっては気が気ではない日々が、しかし淡々と描かれるその背景に「在日問題」の様々な不条理がさりげなく炙り出される。これはいわゆる「運動家」では無く、それこそこの問題に何ら興味の無い人達に読まれて欲しい。そしていろいろ気付くことがある。
物語中で一番深刻な描写は、先に帰国事業で北朝鮮に渡った遠縁の親族からの手紙の下りだ。中途半端な同情など許されない極限が、どちらかと云えばほのぼのとした描写を貫く本作の雰囲気を壊さぬままに、そのリアリズムを読み手に突き付ける。
2015年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
反差別がテーマとなっている作品。その辺は他の方のレビューの通りですが、それだけではなくちゃんとしたエンタメとしても成立している。
展開がスピーディーで、伏線があちこちに貼られていて、雑学もちりばめられているので「ふんふん、ほぉ」と感心しているうちに読み終えてしまう。
ついつい、実写化した時の配役も考えてしまうような作品。面白いです。
展開がスピーディーで、伏線があちこちに貼られていて、雑学もちりばめられているので「ふんふん、ほぉ」と感心しているうちに読み終えてしまう。
ついつい、実写化した時の配役も考えてしまうような作品。面白いです。
2015年10月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「反差別」という言葉や表紙の醸しだすいかにも政治的な雰囲気とは裏腹に、物語自体は少年時代の振り返りというテーマで気軽に読めます。
たしかにテーマは反ヘイトですが、政治的主張を感じさせずに自然に読めてしまうのでそういった話題に興味のない方にこそ読んでいただきたいです。中には笑ってしまうところもあり、筆者の主張が強く入りやすいテーマがうまく物語に全部落とし込まれているため、道徳の副読本などにありがちな押し付け感は全くありません。単なる物語として読めるけど、読んだあと何故かいろいろ考えさせられる、そんな本だと思います。
たしかにテーマは反ヘイトですが、政治的主張を感じさせずに自然に読めてしまうのでそういった話題に興味のない方にこそ読んでいただきたいです。中には笑ってしまうところもあり、筆者の主張が強く入りやすいテーマがうまく物語に全部落とし込まれているため、道徳の副読本などにありがちな押し付け感は全くありません。単なる物語として読めるけど、読んだあと何故かいろいろ考えさせられる、そんな本だと思います。